ニュースレター 2023.10
PDCAが回りだす!企業内防災訓練実施のポイント
防災月間の9月には、企業内の防災訓練のコーディネート・運営が相次ぎました。
今回ご紹介するのは当社が企画・実施をお手伝いしている「株式会社技研システック」さまの防災訓練の取り組みについてです。以下の内容で訓練を行いました。
【想定:南海トラフ地震による大地震が就業中に発生】
【訓練内容:被災時の初動対応】
- 自分の身を守る
- 当社の一時避難場所である駐車場に避難する
- 点呼を行い安否確認を行う
※参加者への指示:避難を行いながら危険だと感じる箇所を1ヶ所以上発見すること
BCPや防災計画は一度作って終わりではありません。実際の場面がいつ起こるかわからない以上、「取り組んで見直す」部分は訓練と振り返りをいかに効果的に行うかにかかっています。避難を想定して危険箇所を見出し、修正を加えて「本当に使えるBCPづくり」に役立てましょう。
自社のBCP、全従業員が「理解」していますか?
前掲の株式会社技研システックさまの訓練では、防災の意識・知識を深める座学形式の勉強会も行われました。
重要事項のひとつが「BCPの周知・理解促進」。BCPが存在し0てもわかりにくければ意味がありません。そこで、技研システックさまではよりわかりやすいBCPを目指し、再編集。BCPの基本方針をおき、非常時の判断に困らないBCPとなりました。
各自ハザードマップで自宅周辺のリスクを確認するワークも行い、会社の防災と自宅の防災が密接に結びついていることを実感されたようです。防災についての興味を喚起し、身近に感じてもらうことで会社の防災が一歩前進するケースもあります。この機会に会社の防災力を高めてみませんか?